いつもわざわざをご利用いただき、ありがとうございます。みなさまは今年どんな一年だったでしょうか?わざわざでは、今年は企業としての姿勢をしっかり確立していく取り組みの一年となりました。2021年も終わりに差し掛かり、新しい年を迎えるにあたり、今年一年を振り返ってみたいと思います。
会社としての全体的な取り組み
わざわざは、これまで長野県東御市の山の上にある、パンと日用品の店 わざわざとして、活動してまいりましたが、意思を持った会社としても皆様に知っていただくために、会社としてどのように社会にアプローチしていくかを名言するために、コーポレート・アイデンティティ(CI)を定めました。さらに、企業としてメッセージを発信するため、コーポレートサイトをオープンしました。「全ては誰かの幸せのために」という精神を体現するため、スタッフ、お客様、取引先、地域社会、環境の全方向に向けての活動に精力的に取り組み、アメリカの企業認証である「Bcorp」の認証取得を目指しています。Bcorpへの取り組みはこちらをご覧ください。
4月 | コーポレートアイデンティティ(CI)制定 |
8月 | コーポレートサイトオープン |
9月 | Bcorp認証取得申請 |
従業員、スタッフへ
わざわざでは、従来より多様性を重視して採用・マネージメントしてきましたが、今期より採用方針にもDEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)を明記し、年齢・性別・国籍・学歴を問わず、わざわざとマッチングするかどうかに重きを置き、公平な採用活動を心がけています。現在、長野県には移住できないため、リモートワークで働く方、子育てのため時短勤務で働く方、聴覚に障害をもつ方など様々な方がわざわざで働いています。
わざわざの男女比・年齢比率
そういった多様な人々が全員意見を交換できる組織風土をさらに推進していきます。また社員・アルバイト問わず原則全社員が参加する全体MTGを毎週定期で実施し、理念共有や体験共有以外にも、社外の方を招聘したり、金融教育を実施するなど、教育機会の提供に努めています。また従業員満足度調査も実施いたしました。詳しくはこちらをご覧ください。
2月~ | 原則社員全員が参加する全体MTG毎週定期実施 |
9月 | 従業員満足度調査実施 |
お客様へ
今期は、コロナ禍が継続する中ではありましたが、コロナ感染防止対策に考慮し、芸術むら公園にある問touでは今までで最もたくさんの回数の、さまざまなイベントを実施し、多くのお客様にご来店いただきました。今後もみなさまに喜んでいただけるようなイベント企画を強化していきます。
3月 SUNn・寸 ポップアップイベント
SUNn・寸さんは金属や革・毛皮を用いるアクセサリー作家。アクセサリーの特徴は、日本で古くから使われてきた祝祭や古代文字を参考にしているというデザイン。ポップアップイベントを実施しました。
4月 リビセン×わざわざ イベント
リビセンこと、リビルディングセンタージャパン(諏訪市)は、廃棄されるはずの建材や古道具などを”レスキュー”し、再び使える状態にして販売したり、現代の生活にも溶け込むオリジナルアイテム(額やプレート、一輪挿しにランプシェードなど、)を作る会社です。リビセンの古道具も期間限定で販売したり、初心者でも簡単にできるワークショップを開催しました。
5月 コラボカフェ sens et sens × 問tou
去年を持って惜しまれながら店を閉じたカフェ「sens et sens」の元店主、菅井悟郎さんを問touにお迎えし、2日間のコラボカフェを開催。多くのお客様に楽しんでいただけました。
6月 メゾン・デュ・ジャンボン・ド・ヒメキ出張ランチ@問tou
信州のど真ん中の高原、姫木平で長野県産の豚肉をつかった生ハムなどの製造を手掛ける「Maison du Jambon de Himeki(メゾン・デュ・ジャンボン・ド・ヒメキ)」代表・藤原さんが作る、2日間だけの特別メニューで提供しました。
6月 いとう写真館の出張撮影会@問tou
二年ぶりの開催となったいとう写真館の出張撮影会。写真家 伊東俊介さんによる出張撮影会@問touでは、わざわざのスタジオを会場に、今、この時を写真に残し、プリントはモノクロ銀塩ラボ・studio 5の勢井正一さんの手仕事によるもの。ひとつひとつ手作業で美しいプリントに仕上げていただきました。
7月 毎年恒例 もんぺ博覧会
2021年セレクトもんぺ「色鉛筆のようなグラデーション」が特長。わざわざオリジナルのもんぺや、普段店頭やオンラインストアでも出会えない色柄のもんぺも含め、数百本のもんぺたちがずらりと並びました。
8月 SUNn・寸 ポップアップイベント
3月に開催し好評をはくしたSUNn・寸さんのポップアップイベントをご要望にお応えしてリピート開催しました。会期中は作家が在廊し、多くのお客様にご来店いただきました。
9月 犬飼眼鏡枠受注会
長野県松本市に工房兼店舗を構え、デザイン、設計、製作まで一貫して作り上げる犬飼眼鏡枠の犬飼厚仁さんを問touにお招きし、受注会を開催しました。
10月~ 青空読書会
わざわざ代表平田が選書した1冊の本を芸術むら公園や問touの店内で参加者全員で読み合うイベントです。10月から開催し、毎月定期開催することになりました。来年のイベントも予約受付中です。
11月 宝島染工展 @問tou
2001年に代表の大籠千春さんが立ち上げた染布工房である宝島染工さんのイベント。藍、泥、草木といった天然染料を使って日本の伝統的な技法である「防染」を用いて手染めを実践します。泥染のワークショップを開催し、期間中限定商品を販売し、好評でした。
11月 Inswirl ワークショップ レザーキーケース作り
長野県長野市のライフスタイルブランド「Inswirl(インスワール)」さんをお招きし、革を縫うところからキーケースを仕立てるワークショップを開催しました。参加者のみなさん満足のいくキーケースを作っていました。
11月 りんねしゃ×のらくら農場トークイベント
これからの時代、単一の職業で一つの稼ぎを得るというスタイルは古くなっていくのかもしれません。リモートワークや副業、様々な生き方が広がっていく中で、「農的に生きる」ことが社会にとって必要なことではないか?ということをテーマにオンライン中継しながらトークイベントを実施。トークイベントの後はバーベキューを楽しみました。
11月 ビストロ ブシュロン出張ランチ@問tou
長野県佐久市にお店を構えるBistro Bûcheron(ビストロ ブシュロン)は、肉から野菜、フルーツなど可能な限り地元で採れた食材を扱うことを心がけ、フランスの家庭料理を提供するカジュアルフレンチレストラン。1日問touで出張ランチ。満席となりご満足いただけました。
11月 ろくろ舎オンリー椀受注会
越前漆器の産地福井県鯖江市で、丸物木地師として伝統的な技術を継承しながら”価値の再定義”をコンセプトに、木材を中心に素材、製法にこだわることなくプロダクトを製作している「ろくろ舎」代表酒井さんが、オーダーメイドでその場で作る受注会を実施。同時にポップアップイベントも開催しました。
12月 椿井木工舎ワークショップ
長野県上松町にて製作を行っている個人工房「椿井木工舎」さんをお招きし、ダーニングマッシュルーム作り&ダーニング体験ワークショップを実施しました。
また、オンラインストアの常連客様とZOOMで座談会を初めて開催いたしました。お客様の忌憚ないご意見やわざわざに対する期待をお伺いし、深い学びがありました。今後もファンミーティングとして継続していきます。お客様座談会についてはこちらをご覧ください。
10月 | ZOOMでお客様座談会実施 |
取引先へ
ありがたいことに、わざわざの商品を取り扱いたいというお問い合わせが増加していることを受けて、卸専用のサイトをオープンいたしました。専用サイトはこちらをご覧下さい。今期初めて販売店先様向けのお客様相談会を実施致しました。取り組みの様子はこちらをご覧ください。今後は商品の良さや背景まで丁寧に伝えていく小売店様には、相談会を実施し、積極的に卸販売をしていきます。
また、今期は残糸ソックスを協働で制作している株式会社タイコーさんとのコラボで、新たにわざわざオリジナルのアランニットキャップをリリースしました。
8月 | 卸サイトオープン |
10月 | 卸のお客様相談会実施 |
11月 | わざわざオリジナル・アランニットキャップ新発売 |
地域社会へ
昨年より、長野県東信地方の他企業とのコラボを始めており、最初の取り組みとして、問touがある、芸術むら公園内の同じ敷地にある、宿泊施設と温泉のあるアートヴィレッジ明神館さんの中に、宿泊客専用のライブラリを設置しました。今期は、さらにアートヴィレッジ明神館に入ってすぐの場所にある物販コーナーに場所を借りて、残糸ソックスとザンシンバッグの販売を開始しており、わざわざの商品を購入することができます。このような近隣の企業との取り組みは今後強化していきます。
また、みなさまのご要望に応えて、パンと日用品の店 わざわざと、問touの営業時間および営業日を延長し、週5営業日(火曜日・水曜日定休)に変更しました。
店名 | 営業時間 | 定休日 |
パンと日用品の店 わざわざ | 9:00~16:00 | 火曜日・水曜日 |
問tou | 10:00~17:00 | 火曜日・水曜日 |
来期、長野県東御市にある、わざわざの倉庫兼事務所を大幅リニューアルして、地域活性につながる新店舗設立する資金調達のため、地元の銀行の協力のもと、事業再構築補助金を申請いたしました。
11月 | 店舗の営業時間及び営業日延長 |
12月 | 事業再構築補助金を申請 |
環境へ
今期より、CO2排出量削減を目指し、事務所・パンと日用品の店 わざわざのエネルギーを自然エネルギーに変更いたしました。自然エネルギーの切替についてはこちらをご覧下さい。
また今期より全事業所でゴミの排出量を測定し、現状あまりゴミを出していない状況をキープできる、もしくはより削減できるように、定量的目標を設定し、実施してまいります。また同時に全事業所のエネルギーと水の量を算出し、現状把握した上で、使用量の削減目標を定め、CO2排出量削減および水使用量の削減に努めます。
7月 | 事業所の一部のエネルギーを自然エネルギーに変更 |
9月 | 芸術むら公園の花壇・緑化ボランティア活動 |
大変お世話になりました
本年もみなさまには大変お世話になりました。これからもわざわざは意思をもった企業として、より一層、社会に対するアプローチを強化してまいりますので今後ともよろしくお願いいたします。