先日お客様から、不要な紙袋をパンと日用品の店 わざわざの実店舗で使ってもらえないかというお問い合わせをいただきました。
わざわざでは創業以来、基本的にお買い物時のマイバッグ持参を推奨していますが、場合によっては、リサイクルの紙袋をお客様にお渡しする時があります。そのため、お店に必要なものをいただけるという、ありがたいお話でした。
しかしそれは実用的な理由だけではなく、わざわざなら不要な袋でも活用できるのではというイメージをお客様に持っていただけていると感じられる、嬉しいお話でもありました。
わざわざの資源活用の取り組み事例
わざわざの資源を活用する取り組みは、リサイクル紙袋以外でも、長く続けていることがあります。
例えばふつうのクッキーを入れる包み紙は、パンの小麦粉が入っていた粉袋です。25kgの大きな袋を捨てずに取っておいて、綺麗に掃除して、クッキー用の大きさに一つ一つカットして使っています。専用の袋を買った方が、手間が省けて楽ではありますが、パンを作れば必ず出てくる空の粉袋を活用する方が、全体としてのゴミ量削減につながります。
またわざわざの店内に所狭しと並ぶ商品には、種類ごとにキャプション(商品名や価格、内容説明)がついていますが、その多くは、商品入荷時に使われている業務用の段ボールや小分けにされている厚紙箱などを捨てずに再利用しています。お客様にお買い上げ頂いた商品のうち、割れ物の場合緩衝材で包んでいますが、それらも全て商品入荷時に使われていたものを捨てずに再利用しています。
さらに自分たちで作ったパンも、売れ残ったものはラスクにしたり、自分たちで食べたりして、廃棄することはありません。
ゴミ削減のためにコツコツ取り組む
ひとつひとつは些細なことです。しかし、やはりゴミがいたずらに増えていくのは気持ちよくありませんし、環境のことを考えても決していいことではありません。小さいことの積み重ねしかできませんが、その気持ちが少しでもお客様にも届いて、一緒に取り組んでいけるというのはとてもありがたいことです。
究極的には店から全くゴミが出なくなるというのが理想なのでしょうが、現実としてそこまでのことはできていません。パンやお菓子を包むには現状どうしても新品のビニール袋に頼ってしまいますし、その他にも普通に営業活動をするだけで自然とゴミは出てきます。
しかし、小さなことでも一歩ずつです。オリジナル製品では、かなりの部分でパッケージを削減したり、再利用品を活用するようにしています。商品自体も、なるべくゴミになりにくい素材、長く使える耐久性のあるものを取り扱うようにしています。品質面でも環境面でも、わざわざで買えば安心と思っていただけるように、これからも地道な取り組みを続けていきます。